読めない漢字を、聴きながら覚える — ふりがな×カラオケハイライトの使い方
「音は聞こえたのに、その漢字がどう読むのか分からない」。読み手 Yomiteのふりがな表示・カラオケハイライト・縦書きリーダーのカスタマイズ機能、そしてプレミアムのルビ自動登録機能を使って、聴きながら漢字の読みを目でも確認する方法を紹介します。
朗読を聴いていて、「今の漢字、なんて読むんだろう」と思ったことはないだろうか。人名や地名、作品固有の造語、あるいは単純に見慣れない熟語。耳で聞いた音は分かっても、それがどの漢字に対応しているのか、画面を見ないと確信が持てないことがある。
読み手 Yomite は、この「耳で聞いた音」と「目で見る漢字」をその場でつなげるための表示機能を備えている。今回はその使い方をまとめる。
ふりがな表示 — 漢字の上に読みを出す
Yomite のリーダーは、漢字にふりがな(ルビ)を表示できる。読み上げを聴きながら画面を見れば、今読まれている漢字がどう読まれているのかをその場で確認できる。この機能は無料版から使え、フォント10種類・字間・行間・余白・夜間モード(アンバー)の調整とあわせて、自分の目に合った表示に細かく設定できる。縦書き・横書きの切替にも対応しているため、青空文庫の文語調の作品を縦書きで、Web記事を横書きで、という使い分けも可能だ。
カラオケハイライト — 再生位置を目でも追う
もう一つの柱が「カラオケ表示」だ。再生中の一文がハイライトで追従し、今どこを読み上げているのかが常に画面上で分かる。曲の歌詞テロップのように、音声と文字が同期して進んでいくイメージだ。タップすれば任意の位置へジャンプできるので、「今の漢字、もう一回確認したい」と思ったら、その文をタップして少し前から聴き直すこともできる。
聴き流すだけなら画面を見る必要はないが、見慣れない漢字や人名が出てきたときだけ画面を確認する、という使い方ができるのがこの機能の強みだ。ロック画面やDynamic Islandからの操作と組み合わせれば、普段は画面を見ずに聴き、気になった箇所だけ手元で確認する、というメリハリのある読書もできる。
それでも読み方が違うと感じたら、発音辞書へ
ふりがな表示はアプリの読み上げ結果をそのまま文字にしたものなので、もし表示された読みが作品の意図と違うと感じた場合は、発音辞書に正しい読みを登録できる。本ごとに独立した辞書なので、その本を再生するたびに、登録した読みが優先される。無料版では内蔵発音辞書(5,000語以上)が読み取り専用で使えるが、自分で編集・作成し、JSON形式で入出力できる上級発音辞書はプレミアム機能だ。
プレミアムのルビ自動登録 — 本文中のふりがなをまとめて取り込む
青空文庫形式や一部のWeb小説では、黒猫《くろねこ》のように本文中にあらかじめルビが振られていることがある。Yomiteはこの記法を自動認識して読み上げに反映するが、プレミアムにはさらに一歩進んだ「ルビ自動登録」機能がある。これは章の中にすでに存在する漢字とふりがなの組み合わせを自動抽出し、発音辞書にまとめて登録してくれる機能だ。ひとつずつ手入力する手間をかけずに、本文中のルビをそのまま辞書に反映できる。
こんな使い方に向いている
- 見慣れない人名・地名・造語が多い作品を、読みを確認しながら聴きたいとき
- 日本語の漢字の読みを、耳と目の両方から覚えていきたいとき
- 子どもと一緒に、ふりがな付きの表示を見ながら朗読を聴くとき
- 難読な熟語が多いニュース記事やビジネス文書を、正しい読みを確認しながら聴きたいとき
まとめ
読み手 Yomite のふりがな表示とカラオケハイライトは、「聴くだけ」と「読むだけ」の中間にある体験を作る機能だ。普段は耳だけで聴き進めながら、気になった漢字が出てきたときだけ画面を見て確認する。読み方に納得がいかなければ発音辞書に登録し、次回からはその読みで再生される。本文にすでにルビがある作品なら、プレミアムのルビ自動登録でまとめて辞書に取り込むこともできる。すべての音声合成は端末内で完結するので、学習用の教材や個人的な文章でも安心して使える。
漢字の読みに自信が持てない作品ほど、この組み合わせの効果を実感しやすいはずだ。
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