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iPhoneで聴き始めて、Macで続きから — Yomiteのライブラリ・しおり・発音辞書をiCloudで同期する

読み手 Yomiteは、ライブラリ・しおり・発音辞書をiCloud経由で端末間同期します。テキストや音声そのものはローカル保存のまま、続きから聴ける仕組みと、`.novelvoice`ファイルによる完全バックアップ・復元の方法を解説します。

iPhoneで聴き始めて、Macで続きから — Yomiteのライブラリ・しおり・発音辞書をiCloudで同期する

通勤中にiPhoneで読みかけの小説。帰宅して机に向かったら、今度はMacの大きな画面と外部スピーカーで続きを聴きたい――。Yomiteは、この「端末をまたいで同じ場所から再開する」体験を、iCloudを使って実現しています。

同期されるもの、されないもの

Yomiteはライブラリ・しおり・発音辞書をiCloud Drive経由で端末間同期します。どの本をどこまで読んだか、章のどの位置にしおりを挟んだか、どの固有名詞にどんな読みを登録したか――これらの情報がiPhone・iPad・Macの間で共有されます。

一方で、音声本体やテキストそのものはローカル保存です。音声合成の元になるテキストデータや、生成された音声はクラウドにアップロードされません。これはYomiteの音声合成がすべて端末内で完結する設計(なぜYomiteの音声合成はすべて端末内で完結するのかで詳しく解説しています)と表裏一体の仕組みです。プライバシーを優先する代わりに、同期されるのは「どこまで読んだか」「どう読ませたいか」というメタ情報に限られます。

実際の使い方

必要なのは、iPhone・iPad・Macで同じApple IDにサインインし、iCloudを有効にしておくことだけです。あとはアプリ側の設定でiCloud同期をオンにしておけば、片方の端末でしおりを更新した瞬間から、もう片方の端末にも反映されていきます。特別な手動エクスポート作業は不要です。

たとえば、電車の中でiPhoneの発音辞書に「影廊アルス」のような造語のふりがなを登録したとします。帰宅してMacで同じ本を開けば、その登録はすでに反映された状態で読み上げが始まります。発音辞書は本ごとに永続的に効く機能ですが(TTSが固有名詞を読み間違える問題を完全に解決するを参照)、それが1台の端末に閉じずに済むのは、iCloud同期があってこそです。

完全バックアップ・復元は.novelvoiceファイルで

日々の同期とは別に、Yomiteはライブラリ全体を.novelvoiceという単一ファイルにまとめてバックアップ・復元する機能も備えています。機種変更の前、iOSの大型アップデート前、あるいは単に「今の状態を残しておきたい」というタイミングで、この完全バックアップが役立ちます。iCloudのリアルタイム同期が「日常的な差分の共有」だとすれば、.novelvoiceは「ある時点のスナップショットをまるごと保存・復元する」ための手段だと考えてください。

購入も端末をまたいで有効

Yomiteのプレミアム機能は、iOS・iPadOS・macOSのいずれで購入しても、同じApple IDでサインインしたすべての対応端末で有効になります。iPhoneで購入したのに、iPadやMacでもう一度支払う必要はありません。1回の購入が、その端末構成全体に反映される仕組みです。

対応環境

iCloud同期を含むYomiteの全機能は、iPhone(A12 Bionic以降)・iPad(A12以降)・Mac(M1以降)で、それぞれiOS 17・iPadOS 17・macOS 14以上が必要です。いずれもApple Siliconもしくは相当の性能を持つ端末で、オンデバイス音声合成を快適に動かすための要件です。

まとめ

Yomiteは「音声合成そのものは端末内で完結させる」というプライバシー優先の設計を貫きながら、ライブラリ・しおり・発音辞書という「続きから聴くために必要な情報」だけをiCloudで同期しています。通勤中の続きを自宅のMacで、休日に読み進めた分を翌朝の電車でiPhoneから――そんな読書の流れを、機種や場所を意識せずに続けられます。機種変更のタイミングでは.novelvoiceによる完全バックアップも活用してください。


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